日本のブロックチェーンゲーム市場を牽引する ForN / YGG Japan 藤原氏インタビュー

日本のブロックチェーンゲーム市場を牽引する ForN / YGG Japan 藤原氏インタビュー

更新日 2023/03/20

目次

株式会社ForN 代表取締役CEOの藤原氏にインタビューさせて頂きました。
日本市場はモバイルゲームの下地がある巨大マーケットで、ブロックチェーンゲームが浸透する大きな可能性があること、その環境でマーケットの成長を促進させるような事業展開をされていることに非常に魅力を感じました。
また、トークン価値の最大化を中心に構想された事業展開や組織構成になっていることに感銘をうけました。

藤原哲哉氏  | 株式会社ForN 代表取締役CEO  YGG Japan Co-founder
エンタメ業界、総合広告制作会社での営業を経て、2015年(株)サイバーエージェントに入社。
(株)グレンジに出向し、アプリゲーム黎明期に事業/マーケティング/PRの3領域を管掌。
2017年ネットマーブルジャパン(株)に入社し、AppStoreセールスランキング1位を記録したリネージュ2レボリューションの事業/マーケティング/PRに携わる。
2019年(株)GAMEPLEXに入社。マーケティング/PRの部門組成ならびに、400万人以上の事前登録を記録したグランサガのマーケティング/PR戦略を推進。

ブロックチェーンゲーム市場のチャンス

まずは、ご経歴や創業の背景について伺います。
ゲーム業界でのご活躍された後、ブロックチェーンゲームに移った経緯について教えてください。

私は元々ゲーム業界に足を置いていて、モバイルゲームの領域で主にゲームの開発・マーケティングと色々やって来ました。
初めはマーケティング予算も500万〜1000万円とあまり大きくない案件から始めて、一番最初のプロジェクトでは無料のマーケティングをどうやるかなど考えていました。
その後、外資系のネットマーブルという会社に入社しました。
そこでは、1タイトルのマーケティングバジェットが10億〜20億円が当たり前の環境で、数十億円の金額を動かして、数百万人のユーザーを獲得してきました。

しかし、モバイルゲーム市場が成熟期に入ると、開発費もマーケティング費も高騰し、レッドオーシャン化してきていると肌で感じました。
数百万人のユーザーを獲得しても、リリース2ヶ月後には数万〜数十万人に減ってしまうという状況で、本当にこれを続けていくべきだろうかという虚しさがありました。

そのタイミングでdouble jump.tokyo株式会社の共同創業者の玉舎さんにWeb3領域に誘っていただきました。
Web3のマーケティングを見た時にまだまだアナログでチャンスだと思いました。
さらに、トークンを活用すればより魅力的なゲームコミュニティが作れると思いました。
そこでWeb3に挑戦しようと決意し、起業を決めました。

当時のブロックチェーンゲームのマーケティングがアナログだったというお話がありましたが、どういったチャンスがあると思われましたか?
モバイルゲーム市場では当たり前にやっていたプロモーションやマーケティングができていないという点です。
費用投下できるマーケティングチャネルが不足していることが非常にチャンスだと思いました。

YGG JAPANとの提携の背景

創業3カ月後にYGG JAPANさんとパートナーシップの提携をされました。
どういった背景だったか教えてください。

ForNを立ち上げた時に、Web3におけるマーケティングソリューションを作ろうと思い、開発費のため資金調達をしようと各企業を回っていました。

エクイティではなくトークンでの調達だったので、当時はまだ日本企業がトークンで出資するハードルが高かったです。
海外の投資家達と話したいと思い、一番最初にご連絡をいただいたのがHeadline Asiaさん、今のIVCさんです。

そこの方々にYGG JAPANを打診していただいたことがきっかけでした。
YGG JAPANのチームに参加してみないかと誘われ、私も参加しました。
話して行く過程で、YGG JAPANのチームと私の起業したForNどちらがよいかとなってしまったんです。
特に揉めることもなかったのですが、どちらと一緒にやるのがよいかみたいになりました。
お互いプレゼンテーションのように、もしYGG JAPANとやるならこういう形がよいという話をしました。
IVC及びYGGさんの方から藤原さんとやった方が周波数が合いそうだと言われ、一緒に組織​​組成をしていきましょうとなりました。

JAPAN以外のYGGグループとも繋がりはあるのでしょうか?
はい。ほぼ毎日のように連絡を取り合っています。
他にも、YGG SubDAO Summitというフィリピンで行われるカンファレンスがあり、各国、韓国や北米、南米、東南アジアのチームが集まってそれぞれの活動を報告しています。
アジアでは、JAPANとインドのYGGが相性が良さそうなので何か一緒にやろうかという話をしています。
お互いの各リージョンの強さやコネクション、ネットワークを上手く融合させながらYGGグループとして進めているところです。

日本のブロックチェーンゲーム市場を牽引する

事業の内容について教えてください。

私たちのミッションはモバイルユーザーをWeb3に連れていきたい、という思いが強いです。
日本には、5,000万人以上のモバイルゲームユーザーがいます。売上規模で言うと世界3位、一人当たりでゲームに使う金額については世界1位の市場です。
ブロックチェーンゲームやWeb3は非常に相性が良いと思っています。
その人達がWeb3に入ってくる時に参入障壁になるであろうところを我々のプロダクトで解決して行くことが我々のミッションです。

そのためは、まだまだ今ブロックチェーンゲームと出会う場所がなかったり、情報を仕入れる場所がない、コミュニティを形成する場所がない、といった課題があります。
ではプラットフォームを作ろうという思想のもとGabeeTown(ギャビータウン)というプラットフォームを開発しています。

ゲーム特化型Wallet

2つ目は、ゲーム特化型Walletを開発しています。
今MetaMaskというWalletが一般的ですが、ブロックチェーンゲームとは相性が悪く、使いにくいです。
よりブロックチェーンゲーマー達が使いやすいWalletを提供したい思っています。

DAVINCI ブロックチェーンゲームに特化した広告プラットフォーム

3点目のDAVINCIは、ブロックチェーンゲームに特化した広告プラットフォームです。
Web2のDSPなどとWeb3のゲームでは、KPIが全く変わってくるので、Web3ゲーマーを費用対効果高く獲得しやすいようなDSPが登場すべきだと考えています。

Web2のキャッシュリッチなプレーヤー達がWeb3に参入してきた時に、予算があってもマーケティングチャネルがないとユーザー獲得できずにゲームビジネスが成り立たなくなってしまいます。
それを避けるために、大手企業の皆様がしっかりユーザー獲得できるようなマーケティングチャネルを構築します。
この領域のプロフェッショナルのアドウェイズさんと共同で開発、リリースします。

他にも、まだ未発表ですが大きめのマーケティングソリューションを仕込んでいます。

トークン価値の最大化

過去のリリースを拝見して、提携や東京ゲームショウのような大きいイベントなどにたくさん出ています。
事業が大きく伸びた転換期はありましたか?

まさに直近(2023年1月)ですが、2回目の資金調達を終えたことが転換期だったと思っています。

日本の大きい企業に参加していただいて、日本市場のブロックチェーンゲームを牽引するのはYGG JAPANだという見せ方はしっかり出来たと思っています。
そこからお問い合わせも増えましたし、実際にお仕事をご一緒する機会も多くなりました。我々がよりto Bに対して何を還元していかなければならないか、このマーケットに対して何を寄与しなければならないか、ユーザーに対して何をすべきか、改めてより一層考え直させられました。
また、それによって事業の方向転換もあり、ドライブがかかりました。

Forn/YGG Japanでは、複数の事業が同時に走っていることや国内外のパートナープロジェクトが多いことが特徴的ですね。
これは意図して今のような形になったのでしょうか?

はい。理由としては、エクイティのバリエーションを上げたいわけではないからです。
我々が一番重要視しているのは、YGGトークンの価値の最大化です。
そのために作られる経済圏に必要なものは何かを考えた時に、今のようなプロダクトや仕組み・パートナーの形式になりました。

トークンを活用できれば、to Bだけでなくto Cの方々もステークホルダーになります。
トークンを保有している世界中多くのユーザー達がステークホルダーであり、同じ目線でブロックチェーンゲーム市場を盛り上げていけると考えています。
一つのサービスで売上を作って儲かるだけでは、彼らに対して正しく還元できません。
株式会社ではすべては株主のためですが、我々はトークンホルダー達のために事業展開しています。
トークンで繋がることによって一つの目標を目指して行く、そのためにあらゆる機能やプロモーションを行っているという考え方です。

Web3ならではの組織構成

次に会社の様子について伺います。今の人数は何人でしょうか?
国内外、フルコミット・ハーフコミット含め20名ほどです。

ビジネスサイドとエンジニアの比率はどれくらいですか?
30%くらいがエンジニアとデザイナー、30%くらいがプランナーやプロデューサー、
10%くらいがバックオフィス、10%くらいがコミュニティ・SNS系、
残りが役員や通訳です。

御社は、横に長いフラットな組織構成というのがとても特徴的ですね。
我々はトークンがすべてということを考えると、それぞれの部門の連携がかなり必要になります。
バックオフィスと事業も相当連携しなくてはなりません。
事業部やプロモーション部は置いているのですが、縦割りの組織構成では、部門に閉じこもることになるので、部にはこだわらずに連携を大事にしています。

メンバー達がお互いコミュニケーションを取りながら事業を推進していきやすい形にしています。みんなでディスカッションをしながらトークン価値の最大化を見つめています。

御社にいらっしゃる方は元々Web3業界の方が多いですか?
Web2企業から入社する方もいますか?

半々くらいです。
クリプトネイティブな方も結構いますし、クリプトやWeb3は触ったことがないけれど興味があってチャレンジしたいという方もいます。

会社のメンバーは御社のどういったところに魅力を感じて入ってくる方が多いですか?
現状では、日本でギルドとして法人として進めている部隊は、あまりいません。
ブロックチェーンゲームのギルドという形式はWeb3で生まれました。
コミュニティベースでブロックチェーンゲームを広めていくことに魅力を感じている人は多いです。

合宿の様子

ForN / YGG JAPAN 合宿の様子

先日の合宿の様子を伺いたいと思っています。どんなことをお話されていたのでしょうか?
我々経営メンバーとしては、今後、2023年のYGG JAPANの計画について話しました。

メンバー側については、それぞれテーマを設けてグループディスカッションし、2日目に発表するような形にしました。
各々のプロフェッショナルな領域ではなく、普段の自分の業務と異なるテーマに入ってディスカッションし、アウトプットする形式で行いました。
たとえば、普段全く関わっていないデザイナーさんがトークンエコノミクスについて考えてみたり、バックオフィスの人がブロックチェーンゲームのマスアダプションについて考えてみた、といった形です。

意図としては、我々の商材であるブロックチェーンゲームについて、時間を取って横断的にインプットやディスカッションする機会を設けるためでした。
日々業務に追われて、なかなかキャッチアップや言語化が難しかったのです。

改めて、我々がブロックチェーンゲームのプロフェッショナルだという自覚を持って、世の中に発信するのであれば、ぼくら自身がしっかり認識しようという想いがありました。
そういうテーマのもとに合宿を進めました。

組織拡大に向けて

事業拡大に向けて、全方位的に募集されているかと思いますが、特に募集されているポジションを教えてください。
大きく3つあります。

一つはプロダクト系です。エンジニアやデザイナーもそうですがプロダクトマネージャーが必須です。
PdMがいることによって開発スピードがかなり上がりますし、クオリティも上がってくるのでそういった職種の方を求めています。

二つ目はマーケターです。プロダクトを世の中にしっかり戦略的に考えて広めていける方を募集しています。

三つ目は、トークン系です。我々はこれからトークンを発行していくので、ファイナンスの知識がある方、トークンのマネジメントを担う方を募集しています。

Web2の会社で働いている人がマッチするとしたら、どんな企業でどんな仕事をしている人がマッチしそうですか?

まず一つ目のPdMについて、製品・プロダクト・ゲームなど何でも良いのですが、エンジニアやプランナーを率いた上で正しく管理を行ってくれるPdMを求めています。
実績ベースで自分が誇れるサービスを行っていた方が良いです。
自分がこれをやっていましたと言い切れて、それを誇れる方が良いと思っています。
それは世の中的に知名度があるかではなく、そこに自分の気持ちや意志が込められているかが重要です。

二つ目のマーケターも同様なのですが、プロダクトやゲームなどのマーケティングの経験がある方を募集しています。
マーケティングの戦略立案から企画実行、代理店管理、数値の管理や実行、予実管理ができる方、すべてが出来る方が望ましいです。

三点目のトークンマネージャーについて、トークンというものを管理していた人は日本ではなんならいないのかなと思っていまして、基本的には金融知識が高く、英語がネイティブでトークンやWeb3の知的好奇心が高い方が非常に望ましいと思っています。

編集部より

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